【地盤沈下】業者への依頼のコツと対策工事の流れ

地盤沈下の対策工事を行って快適な環境を保とう

地盤沈下を放置すると、建物が傾いたり、外壁がひび割れたりといったデメリットが生じます。放置をせずにしっかりと調査を行い、対策工事を実施しましょう。

こちらでは、株式会社太心工業が業者への依頼のコツと対策工事の流れを解説いたします。

地盤沈下とは何か

地盤沈下とは何か

地盤沈下は、地面が徐々に沈んでいく現象です。これは、私たちの生活に大きな影響を与える可能性がある重要な問題です。

地盤沈下には、大きく分けて2種類あります。

広域での沈下

広域での沈下は、広い地域全体が沈んでいく現象です。主な原因としては、以下のようなものがあります。

  • 地震などの自然現象
  • 地下水を大量に汲み上げた

局地的な沈下

局地的な沈下は、特定の場所だけが沈む現象です。建物が傾く原因となることがあります。主な原因は次のとおりです。

  • 近隣での工事の影響
  • 盛土や埋め戻し土による圧密沈下

地盤沈下は、一度発生すると元に戻すことが難しく、様々な問題を引き起こします。例えば、建物の傾きやひび割れ、道路との段差、配管の破損などが挙げられます。特に深刻なのは、ライフラインの停止や水害リスクの増大です。

地盤沈下は環境基本法で7大公害の1つに数えられており、社会的にも重要な課題となっています。そのため、地盤沈下のメカニズムを理解し、適切な対策を講じることが大切です。

地盤沈下の兆候を早期に発見し、専門家に相談することで、大きな被害を防げます。

沈下しやすい地盤の特徴

家の基礎となる地盤が弱いと、家が傾いたり、ひび割れなどが起こることがあります。これは「地盤沈下」と呼ばれる現象です。

地盤沈下しやすい土地の特徴

  • ・田んぼや畑だった場所:元々水分が多く、柔らかい地盤であることが多いため、建物が重みで沈みやすくなる
  • ・埋め立て地:海を埋め立てて作った土地は、まだ地盤が安定していないことが多く、沈みやすいことがある
  • ・川の近くや低湿地:水が近くにある土地は地下水が豊富で、地盤が軟弱な場合も
  • ・地下水がくみ上げられている:地下水をたくさん使うと、地盤が収縮して沈むことがある
  • ・粘土層・砂礫層が多い場所:泥や砂が多い土地は水分を含みやすく、重みに耐えられないことがある

地盤調査は、家を建てる前に行うことが理想ですが、すでに建てられている家でも、後から調査することは可能です。大切なご自宅を守るために、早めの対策を検討しましょう。

地盤調査の依頼方法

地盤調査の依頼方法

業者への依頼のコツ

地盤沈下の疑いがある場合、専門業者への依頼は重要です。以下のポイントを押さえて、信頼できる業者を見つけましょう。

複数の業者から見積もりを取る

少なくとも、3社以上の業者から見積もりを取ることをおすすめします。各社の提案内容や価格を比較することで、適切な判断ができるでしょう。

実績と評判を確認する

業者の過去の施工実績や顧客の評判を確認しましょう。施工例の写真や、可能であれば過去の顧客の声を聞くことも大切です。

保証内容を詳しく確認する

工事後の保証内容について具体的に確認します。保証期間や保証範囲、免責事項などをしっかり把握しておきましょう。

詳細な現地調査を依頼する

見積もり前に、必ず詳細な現地調査を依頼してください。調査なしでの見積もりは避けるべきです。

工法の説明を求める

提案される工法について、わかりやすい説明を求めましょう。メリット・デメリットを含め、なぜその工法が適しているのか理解することが大切です。

工期と費用の明確化

工事にかかる期間と総費用を明確にします。追加費用の可能性がある場合は、その条件も確認しておきましょう。

これらのポイントを押さえて業者を選ぶことで、より安心して地盤沈下対策を進められます。

調査依頼時の注意点

地盤調査を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。以下のポイントに注意しましょう。

調査報告書の発行

調査結果を詳細に記した報告書の発行ができるか確認します。将来的な参考資料として重要です。

保証内容の確認

調査の不備による問題発生時の保証について、内容を明確にします。

調査方法の適切性

敷地の状況に応じた適切な調査方法を提案してくれるか確認します。

見積もりの透明性

調査費用の内訳を明確に示してくれるか確認します。

これらの点に注意して業者を選定することで、より信頼性の高い地盤調査を依頼できます。調査結果は家の安全性に直結するため、慎重に業者選びを行いましょう。

対策工事の流れと準備

地盤沈下対策工事を行う際には、初期相談から工事完了まで、いくつかの段階を踏んで進めていきます。ここでは、その流れと準備について詳しく見ていきましょう。

まず、専門業者への相談から始まります。地盤沈下の状態や心配事を伝え、現地調査の日程を業者と一緒に決めましょう。現地調査では、建物の傾きや地盤の状態を詳しく確認します。

調査結果を基に、適切な工法と見積もりが提示されます。この段階で、工事の必要性や予算について十分に検討しましょう。

工事計画が決まったら、具体的な準備に入ります。主な準備項目は以下のとおりです。

  • 工事スケジュールの確認
  • 必要な許可申請の手続き
  • 近隣住民への工事説明と協力依頼
  • 家財道具の移動や保護

工事中は、振動や騒音が発生する可能性があります。また、一時的に水道やガスが使えなくなることもあるため、生活への影響を最小限に抑える対策を講じましょう。

工事業者とよく相談しながら、安全かつスムーズに工事を進められるよう、十分な準備を整えておくことが大切です。準備が終われば、あとは工事の始まりです。工事が無事に完了したら、問題がないかご確認ください。

定期的な建物点検のポイント

地盤沈下を早期に発見し、大きな被害を防ぐためには、定期的な建物点検が欠かせません。以下のポイントを押さえて、ご自身で建物の状態をチェックしましょう。

外壁のひび割れ

外壁に縦横のひび割れがないか確認します。特に、窓や出入り口の周辺は要注意です。ひび割れの幅や長さを定期的に計測し、進行具合を把握しましょう。

床や天井の傾き

水平器を使って、床や天井の水平性を確認します。傾きが見られる場合は、その程度を記録し、経過を観察します。

ドアや窓の開閉

ドアや窓がスムーズに開閉するか確認します。建具に歪みが生じていないか、隙間や段差が出ていないかもチェックしましょう。

排水設備の確認

雨樋や排水溝に詰まりがないか、適切に水が流れているか確認します。水はけが悪いと、地盤の弱体化につながる可能性があります。

地盤の変化

庭や駐車場などの地面に、陥没や隆起がないか観察します。また、樹木の根元周辺にある地盤の変化にも注意を払いましょう。

これらの点検を、少なくとも年に2回程度実施することをおすすめします。点検結果は写真や記録を残し、経時変化を把握できるようにしましょう。異常を感じた場合は速やかに専門家に相談し、適切な対策を講じることが重要です。

アフターケアと保証

地盤沈下対策工事後の安心を確保するためには、施工業者の提供する保証内容を十分に確認し、長期的なメンテナンス計画を立てることが重要です。

まず、保証内容の確認では以下の点に注意しましょう。

  • 保証期間:一般的に10年程度ですが、延長可能な場合もある
  • 保証対象:構造躯体、防水などが含まれるか確認
  • 保証条件:定期点検や有償メンテナンスが条件となっていないか

また、長期的なメンテナンスを考える上では、定期点検を活用し、必要に応じて補修工事を行うことが大切です。点検時には以下の項目に注意を払いましょう。

  • 建物の傾きや亀裂の有無
  • 床下や屋根裏の湿気状態
  • 排水設備の機能
  • 外壁や基礎の劣化状況

これらの確認を通じて地盤沈下の予兆を早期に発見し、対策を講じることができます。長期的な視点で建物を守るためには保証内容を十分に理解し、計画的なメンテナンスを心がけることが重要です。

地盤沈下の調査・工事依頼は株式会社太心工業へ

地盤沈下は放置してはいけない問題です。早めに調査を依頼し、異常が見つかれば対策工事を依頼しましょう。

株式会社太心工業では、地盤沈下の対策工事をご提案しております。お客様の住宅をお調べし、問題があればプランをご提案いたしますのでお任せください。

地盤沈下の対策を依頼するなら株式会社太心工業へ

社名 株式会社太心工業
事業内容 ・地盤補強工事
・沈下修正工事
 ー耐圧板工事
 ーアンダーピニング工事
 ー樹脂注入との併用工事
 ーサイドピニング工事
 ー空洞充填工事(セメント・ミルク注入)
 ー地盤補強工事
・造成工事
・一般土木工事
所在地 【本社】
〒815-0037 福岡県福岡市南区玉川町16-13 レイクス高宮103号
【熊本支店】
〒860-0826 熊本県熊本市南区平田1丁目14-19
TEL 090-5723-5188
設立年月日 2021年5月25日
URL https://www.taishinn.com/